最近、「クオリアビジネス」という名前をよく耳にするようになりました。副業や自宅でできる仕事として注目されている一方で、「やばいんじゃないか」「本当に稼げるのか不安」と感じている方も多いのではないでしょうか。私も最初はそう思って、少し調べてみました。
特に気になるのが、始めるときにかかる初期費用のことです。高額な費用が必要だと、後でトラブルになるのではと心配になりますよね。口コミを見ると、良い評判もあれば、あまり良くない意見もあって、どれを信じていいのか迷ってしまいます。
そこで今回は、クオリアビジネスがどんなものなのか、実際の費用や利用者の声をしっかり調べてみました。これから始めようか悩んでいる方に向けて、安心して判断できるように分かりやすくお伝えしていきますね。

MLMビジネスと聞くとちょっと不安になりますよね。あまり良いイメージを持たないので、果たしてクオリアはどうなのか見ていきましょう。
クオリアビジネスは株式会社QUALIAが運営元


株式会社QUALIA(クオリア)は、2020年12月に設立された大阪市中央区に本社を置く企業です。


主に化粧品や健康食品の販売を中心に行っており、ネットワークビジネス(MLM)という形態を取り入れています。
代表取締役は神農 晶さんで、取締役には寺口 泰海さんと菅野 航さんが就任しています。
会社の理念は「人のクオリア」という考え方に基づき、個人の夢を実現する手助けをすることを目指しています。そのために、商品やサービスの品質、独自性、積極的な活動、自由な発想、育成の役割、組織の力を大切にしているそうです。
ビジネスの仕組みは、製品を購入した会員が新しい会員を紹介し、その成果に応じて報酬を受け取る形となっています。
このネットワーク型のビジネスモデルは過去に問題視されたこともあり、前身にあたる「アリックス・ジャパン」が消費者庁から業務停止命令を受けたことがあります。
クオリアはそのメンバーが新たに立ち上げた会社という背景もあります。
現在は、北村 晴男弁護士を顧問に迎え、企業の信頼性向上を図っているとのことです。ただし、顧問弁護士がいることが過去の問題を完全に解決するわけではないという見方もあります。
このように、クオリアは比較的新しい会社ですが、過去の経緯やビジネスモデルに対する懸念も指摘されています。参加を検討される場合は、十分な情報収集と慎重な判断が必要です。



過去に問題があったのが引っ掛かりますね。実際に調べると、MLMビジネスについての説明が不十分で業務停止命令が出されているようですね。
クオリアビジネスの概要


クオリアビジネスは、自宅にいながらスマートフォンやパソコンを使って取り組める副業サービスです。
主に、ネットを活用した情報発信や商品紹介、あるいは会員同士のコミュニケーションを通じて報酬を得る仕組みになっています。
特別な資格やスキルがなくても始めやすい点が特徴で、初心者でも取り組みやすいとされています。
具体的には、提供される教材やマニュアルに沿って作業を進める形です。
例えば、SNSでの投稿や、紹介用のページを友人や知人に案内することが主な仕事となります。
システムは段階的に進むようになっており、わかりやすいステップで学びながら報酬を目指せる設計です。
また、クオリアビジネスでは、参加者同士のサポート体制も整っているのが特徴です。
チャットやオンラインミーティングで質問ができるため、一人で悩まずに続けられる環境が整っています。特に副業が初めての方には心強いポイントです。
ただし、作業の多くは人への紹介やコミュニケーションが中心になるため、ある程度の積極性や継続力が求められます。
短期間で大きな成果を出すのは簡単ではありませんが、コツコツ取り組むことで安定した収入を目指せる可能性があります。
このように、クオリアビジネスは初心者にも取り組みやすい内容でありながら、人とのつながりや自分のペースで進められる柔軟さが魅力です。
一方で、どのような作業があるのか、どんなサポートが受けられるのかをしっかり理解してから始めることが大切です。
クオリアMLMビジネスの仕組みや報酬システム


クオリアMLMビジネスの仕組みは、紹介活動に応じて報酬が支払われる仕組みになっています。
製品を他の人に紹介し、そこから売上が発生すると、その成果に応じたマージンが受け取れるようになっています。報酬は月に1回、翌月の25日に支払われます。
ビジネスの始め方としては、まず自身で製品を購入し、実際に使用した感想などを踏まえて周囲の人に紹介していくという流れです。
購入した商品が紹介活動のベースになるため、内容をよく理解したうえで勧めることが前提になります。
クオリアの報酬体系
報酬体系には2種類あり、「ベースコミッション」と「セブンマッチボーナス」がそれぞれ異なる仕組みで設定されています。
【ベースコミッションについて】
こちらは、いわゆる「バイナリー」と呼ばれる方式を採用しています。自分を中心に左右2方向へ組織(グループ)を広げていき、そのうち売上が少ない方のグループに対してポイントが加算され、そこに応じた報酬が支払われる仕組みです。
登録時に選べる「ベーシックコース」と「プレミアムコース」によって、作れる系列の数が異なります。ベーシックなら最大3ラインまで、プレミアムでは最大5ラインまで展開が可能です。この違いが、将来的な収入にも影響してきます。
【セブンマッチボーナスについて】
こちらは「ユニレベル型」と呼ばれる、ネットワークビジネスでは比較的スタンダードな報酬形態です。自分が紹介した人を1段目、その人が紹介した人を2段目…というように、紹介の連鎖によって階層的な組織が広がり、最大7段目(レベル)までの紹介者に対して報酬が発生します。
ただし、ここで得られる報酬は、各紹介者が獲得した「ベースコミッション」に基づいて計算される点が特徴です。4レベル以降は報酬条件に制限がかかっており、たとえば4レベルでは25万円、7レベルでは240万円といった基準が設けられています。
また、報酬を得るためには、自分が直接紹介した人数(アクティブメンバー)にも条件があります。ベーシックコースは4人、プレミアムコースでは3人のアクティブ状態が必要とされており、この条件を満たすことでボーナスを受け取る資格が得られる仕組みです。
このように、クオリアの報酬制度はバイナリーとユニレベルを組み合わせた構造になっており、組織づくりやメンバーの育成が収益に直結する設計です。始める前には、自分に合ったプランをしっかり選び、条件や仕組みをよく理解しておくことが大切です。
文章だけで説明しても分かりにくいと思いますので、以下の通り、表や構造を分かりやすくまとめました。
報酬制度の比較表
区分 | ベースコミッション | セブンマッチボーナス |
---|---|---|
報酬タイプ | バイナリー方式 | ユニレベル方式 |
組織構成 | 左右2系列の構造 | 最大7段階までの直線的な紹介構造 |
報酬対象 | 売上が少ない方のグループのポイント | ダウンが得たベースコミッション額に応じて |
コースによる制限 | 系列数が異なる(3本/5本) | レベル報酬に条件あり(下記参照) |
ダウン条件(一部) | なし | ベーシック:4人アクティブ プレミアム:3人 |
バイナリー構造(ベースコミッション)


あなた
├──── 左系列 ── メンバーA → 紹介 → A1 → A2
└──── 右系列 ── メンバーB → 紹介 → B1 → B2
★ 売上が少ない方(例:左系列)のポイントに応じて報酬発生
ユニレベル構造(セブンマッチボーナス)


あなた
├─ 紹介者1(1レベル)
│ └─ 紹介者1-1(2レベル)
│ └─ 紹介者1-1-1(3レベル)
│ └─ …(最大7レベルまで報酬対象)
└─ 紹介者2(1レベル)
報酬は、ダウン(紹介された人たち)が得たベースコミッションに基づいて支払われます。
ただし、4レベル以降は下記の報酬上限があります。
レベル | 必要条件(ベース報酬) | 上限金額 |
---|---|---|
4 | 25万円以上 | 制限あり |
5 | 40万円以上 | 制限あり |
6 | 120万円以上 | 制限あり |
7 | 240万円以上 | 制限あり |
また、アクティブな紹介人数の条件もあります。
- ベーシックコース:4人のアクティブな紹介者
- プレミアムコース:3人のアクティブな紹介者
このように、クオリアの報酬制度はやや複雑ですが、「紹介活動」と「組織の育成」が鍵になります。しっかりと仕組みを理解したうえで、自分に合ったプランで始めるのが大切です。



国内でもアムウェイやニュースキンなどMLMビジネスはありますが、どれも紹介活動と組織造りが重要になってきます。
クオリアビジネスの初期費用


コース名 | 初期費用(税込) | 購入できる製品数 | 登録可能なライン数 | 条件達成のしやすさ |
---|---|---|---|---|
ベーシックコース | 約33,000円前後 | 少なめ | 最大3系列 | 難易度やや高め |
プレミアムコース | 約132,000円前後 | 多め | 最大5系列 | 条件を満たしやすい |
クオリアでは、ビジネスを始めるにあたって製品購入が必要になります。
その際に選ぶコースによって、初期費用や活動の幅が大きく変わるため、慎重に選ぶ必要があります。
- ベーシックコースは3万円台で始められ、初期負担が軽め。ただし、ダウンライン(紹介者の下に続く人たち)の系列数は3本までに限られ、報酬条件の達成にはやや苦労する場合も。
- プレミアムコースは10万円以上の費用がかかりますが、その分多くの商品を受け取れ、紹介組織の幅も最大5系列まで広げられます。結果的に、報酬が得やすくなる構造です。
どちらのコースを選んでも、実際に報酬を得るには、商品を紹介して購入につなげることが前提となります。
ビジネスを始める前には、費用だけでなく、リスクや仕組みもしっかり理解することが大切です。
クオリアビジネスの評判や口コミ


クオリアについて評判や口コミをネットで調べました。
ポジティブな口コミ
- サポート体制がしっかりしているため、不安なく始められた。
- 商品の品質が高く、自信を持って紹介できる。
- スタートアップ時に丁寧な指導があり、初心者でも理解しやすい。
- 実際に一定の収入を得ている利用者も存在する。
- ネットワークを広げることで人間関係が広がる楽しさを感じている。
サポートが充実している点や商品の品質の良さは、利用者が安心して取り組める大きなポイントです。
初心者でも始めやすい環境が整っているのは魅力的で、実際に収入を得ている声があることは信頼感を高めます。
ただし、個人差もあるため、自分のペースで無理なく進めることが大切です。
ネガティブな口コミ
- 期待したほど収益が上がらず、稼げないと感じる人が多い。
- 報酬の支払いが遅れることがあり、不安に思う声もある。
- 勧誘が強引に感じられ、トラブルに発展するケースも見られる。
- 情報が限定的で、仕組みやリスクについて十分理解できない場合がある。
- 過去の関連会社の問題を引きずっているため、信用に慎重な意見も多い。
収益が思うように上がらないという声は、ネットワークビジネスの特性上よく見られます。
報酬遅延や強引な勧誘に関する不安も無視できません。
参加前にリスクや仕組みを十分理解し、自分に合うか慎重に判断することが重要です。信頼できる情報を基に冷静に検討しましょう。



口コミや評判は様々ですが、やはり身近な人に距離を取られるのが怖いなどの紹介制度に対するネガティブな意見が多いように感じます。
クオリアビジネスの注意点とリスク


クオリアのビジネスモデルは、ネットワークビジネス(MLM)と呼ばれる仕組みを採用しています。実際に成功している人がいる一方で、参加には慎重な判断が必要です。
ここでは、参加前に知っておくべき主な注意点やリスクを以下の5つ解説します。
- 1.初期費用や継続費用の負担が大きい
- 2.勧誘の負担と人間関係への影響
- 3.報酬を得られるのはごく一部の人
- 4.企業の過去に不安要素がある
- 5.合法であるが誤解されやすいビジネス
詳しく解説していきます。



MLMビジネスは、成功すれば一定の収入を継続的に稼げますが、注意するポイントを押さえないとリスクが大きくなりますね。
1. 初期費用・継続費用の負担が大きい
クオリアのビジネスを始めるには、製品の購入が必須です。
たとえば「ベーシックコース」では約3万円前後、「プレミアムコース」では約13万円程度の初期費用がかかります。これは単なる登録料ではなく、製品代金という扱いですが、商品を必要としていない人にとっては無駄な出費になる可能性もあります。
さらに、報酬を得るには「アクティブな状態」を維持する必要があり、毎月一定額の購入が求められるケースもあるため、長期的には支出がかさむ恐れがあります。
2. 勧誘の負担と人間関係への影響
ネットワークビジネスは、人に紹介して参加者を増やすことで報酬が発生する仕組みです。報酬を得るには、自分の「ダウンライン(紹介者の下に入る人)」を増やし、その人たちが継続的に製品を購入し続けてくれる必要があります。
そのため、多くの人が家族・友人・知人に声をかけて勧誘を試みます。
しかし、興味のない人からすると迷惑に感じられることもあり、「関係がギクシャクした」「疎遠になった」などのトラブルも実際に起きています。
特に、結果が出ないまま焦って強引な勧誘をしてしまうと、悪い評判が広がりやすく、精神的なストレスにもつながりかねません。
3. 報酬を得られるのはごく一部の人
MLMビジネスでは、「がんばれば誰でも稼げる」といった言い方がされることがありますが、実際には報酬を得られる人は一部に限られます。
特に新規で参加した人が安定した収入を得るには、高いハードルがあります。
クオリアの場合も、報酬を得るには複数の条件(アクティブなダウン人数、購入額、系列の売上バランスなど)をクリアする必要があるため、単に登録しただけでは報酬にはつながりません。
また、MLM構造の特性上、上位にいる人ほど有利な仕組みになっており、後から始めた人が成果を出すには、相当の労力が必要です。
4. 企業の過去に不安要素がある
クオリアの設立メンバーには、かつて業務停止命令を受けた「アリックス・ジャパン」の関係者が含まれているとされます。
アリックス・ジャパンは過去に不当な勧誘行為などで消費者庁から行政処分を受けた経緯があるため、その流れを引き継いでいることに対して、不安を感じる人も少なくありません。
もちろん、クオリア自身が現時点で法的な問題を起こしているわけではありませんが、過去の経緯を考慮すれば、より慎重に情報を精査する必要があるでしょう。
5. 合法ではあるが誤解されやすいビジネス
クオリアのようなMLMは、一定の条件を満たしていれば合法とされています。ただし、外から見ると「ねずみ講と同じでは?」と誤解されやすい面もあるのが現実です。
実際、製品の購入が形式的になり、実質的に「お金を回すこと」が目的化してしまうと、法律のグレーゾーンに近づくリスクもあります。
本人に違法の意図がなくても、誤った勧誘方法をしてしまえば、消費者トラブルや通報対象になる可能性も否定できません。
MLMビジネスとねずみ講の違い
項目 | MLM(ネットワークビジネス) | ねずみ講(違法) |
---|---|---|
商品の有無 | 商品・サービスの販売がある | 商品なし(お金の受け渡しのみ) |
報酬の仕組み | 商品の売上や紹介の実績によって決まる | 会員の勧誘人数によって報酬が発生 |
法的な位置づけ | 条件を満たせば合法(特定商取引法で規制) | 違法行為(無限連鎖講の防止法により禁止) |
ビジネス継続の仕組み | 商品が継続的に流通することで成立する | 末端が破綻すると即座に崩壊 |
代表的な特徴 | 商品の紹介・販売が前提 | 勧誘のみが目的 |
MLMとねずみ講は見た目が似ていますが、商品があるかないか、報酬の発生基準が合法かどうかが大きな違いです。
ただし、運営側が商品を形式的に扱っているだけで実質的にねずみ講のようになっているケースもあるため、見極めが重要です。



MLMビジネスはねずみ講とは違い、合法なビジネス手法ではありますが、日本ではまだそこまで浸透していないというのも事実です。始めたいと思っている人は、事前によく調査してから判断しましょう。
まとめ:クオリアビジネスは合法でやばくないが後発組は稼げない可能性が高い
クオリアビジネスは、化粧品や健康食品の販売を軸にしたMLM(ネットワークビジネス)で、法律上は問題のない仕組みです。
しかし、報酬を得るには高額な初期費用に加え、継続的な製品購入や勧誘活動が不可欠です。
成功しているのはごく一部の上位会員で、後から参入した人が安定収入を得るのは難しいのが現実です。
さらに、勧誘による人間関係の悪化や、過去の行政処分に関連する懸念点も無視できません。
始める前には十分な情報収集と慎重な判断が求められます。
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